朝の来ない夜に抱かれて Leaf
2002年6月28日発売、Windows18禁 2002 (c) F&C FC03 / DREAM SOFT


「朝の来ない夜に抱かれて」プレー日記

朝の来ない夜に抱かれて 2002年7月15日 (月)

ようやく1周クリアしました。

発売からかなり経っているような気がしないでもないですが、まあ、いつものことです(w

最初から迷うことなく(?)、美空ルートに突入して、美空EDを迎えました。
(トゥルーかどうかはわかんない)
とりあえず最後の2択は、最初邪神に騙されて誤った方を選んだので、
グッドとバッドの2種類は見ました。
俺ってやはり、騙されやすい性格なのでしょうか?(苦笑)

1周終わっての感想ですが、全体的になんとも微妙という感じです。

まあ第一段階として、こと立ちキャラに関しては絵的に微妙なところもあるのですが、
この辺は慣れもありますし、それ程問題ではなかったです。
純愛系よりは鬼畜系のエロシーンのほうが、てくてくさんの本領発揮といった感じに見えました。

シナリオについては、従来のF&C作品以上ですが「水月」未満といった感じ。
「水月」をぺらいストーリだと感じる人だと、朝夜は従来のF&Cと一緒に感じると思います。
世界観や元ネタ、裏設定などがしっかり存在する点が、従来のF&C作品を上回っているのですが、
それらを今ひとつ活かしきれずに、比較的強引にまとめ上げられた感があります。
端的に言うなら、パトリシア先生による解説コーナーが多かったということですかね。
もう1〜2章分シナリオに余裕もたせて作られていたら、かなりの大作になっていた気がします。

美空ルートに入ると、体験版でプレーできた1章が美空メインのシナリオなので、
美空とはあっという間にゴールインできるのですが、
その後もシナリオは続くわけで、そこでサブキャラがメインになってあれこれ進むので、
美空の影が濃くなったり薄くなったりで…。

最後の超オールスター状態は「そこまで出すか?!」という感じで意外性もあったので
途中で終わりが読めたとかではなく、最後までやる価値はあったと思います。

システムはいつもにも増してグラフィカルで、この領域では他の会社の追随を許してないと思います。
「水月」とかだと、一度システムメニューに入ってから隅っこにあるセーブボタンを押さないと
セーブできないのですが、朝夜ではADV画面のメッセージ窓にボタンがあるので、使いやすいです。
グラフィカルすぎてよくわかんないインターフェイスもありますけどね。

あと、以前も書きましたが、ドラマチックモードが良く出来ています。
トゥインクルレビューやCanvasのときは、おまけシステムの感があったのですが、進化しています。
「水月」とは正反対で、ムービーやエフェクトを多用して見せ方に凝っているので、
そのあたりはまさに見どころです。
ただ、まだ使いこなしていないかなというところも見受けられたので、
今後のF&C作品の更なる進化に期待が出来ると思います。

というわけで、他の人にお勧めできるかというと、う〜んというところはあるのですが、
見どころとしてはそれなりにいろいろあった、「朝の来ない夜に抱かれて」なのでした〜。


※このページに掲載されているテキストは、各日付に「俺メモ」に掲載された内容の再録です。












戻る